2006年 09月 02日
2006年 08月 13日
起きると、嫌ーな音が。。やっぱり雨。どんより雲が空を覆っている。だけど、明日のドイツ行き飛行機のチケットは買ってしまっているし、やっぱり何としてでも外に出たい! 朝食を食べて、バスローターリーまで歩き、ここからグロス・シャイデックという地点までバスに乗る。大きな峠と意味するこのグロス・シャイデックは、グリンデルワルトの町を上からどっしりと見守っている様子だ。どんどん山の絶壁が近付いてくる。お天気が良かったら本当に綺麗なんだろうなあとも思うけど、それでも目の前に見える景色は圧巻。このバス、途中からは立ち入り禁止地区に突入するため、パーポーといった可愛らしいクラクションを鳴らして峠を上っていく。 30分かけていよいよ頂上に到着♪こーんなに素晴らしい景色が見れるのね!!と思っていたけど、見渡す限り霧で何も見えない。。結構寂しい。 実際は、 今日の私のコース予定は、ここグロス・シャイデックからアイガーを見ながらフィルストまでへと2時間のハイキング。 早速歩き出したのだけど、何も見えなくてここがスイスなのかもわからない状態だ。雨も少し強くなってくる。パリでのお仕事を終えて自分へのご褒美で来たのに、、ちょっとこれひどすぎる(泣)早くフィルストに着けー。とにかくひたすら歩く。どんどん雨の強さが増してきたので、流石の私も途中にあった小屋を訪ねて休ませてもらおうかと思い振り向くと、、遠くに日本人らしきカップルの人達が!!。人がいたのに嬉しさが込み上げ、そこから一緒に歩かせて頂きました。無防備な服で来ていた私に洋服まで貸して下さった優しくて面白いご夫婦♪ 途中、少し霧が消えてきて牛さん達ともご対面。ちょっとスイスらしさが見えてきたな。それから歩くこと1時間ちょっと、フィルストが見えてきた!!と思ったけど、これが以外と遠い。やっとのことで辿り着いた頃には手がかじかんでしまって霜焼けまでできてしまった。本当に8月なのだろうか。ともあれ、ここで頂いたココアは本当にほんとーに美味しかった。 さて、これからどうするか?本当は山上湖のバッハアルプゼーまで歩きたかったところだけど、このお天気じゃあねえ、、よしじゃあこの自転車みたいな変な乗り物乗ろうよ!と持っていたパンフレットを見て決定。この乗り物、自転車とキックボードを合わせたようなもの。ペダル無し、タイヤはキックボードより大きい。これに乗るには、フィルスト-グリンデルワルト間にあるシュレックフェルトで借りるのでまずここまでロープウェイで下る。乗物代にプラスして保証金も必要、但し現金のみ、ということで手持ちのお金を皆で合わせると、、ほぼぴったりの金額。良かった! さあいよいよ山を下るぞー♪かなりのスピードで山を下っていく。二人とも上手で置いていかれそうになっていた私だけど、おもしろーい!気持ちいーい!!下るうちに霧も薄くなり、景色も良くなってきた。但し、こんな雨の中走る抜けている人達は私達くらいだけだった(笑)皆羨ましそうに見ている~♪降りた頃には、膝から下は泥が飛びまくってものすごいことになっていたけど、楽しかったから気にしない。後で洗濯しよう。 3人ともかなり満足してグリンデルワルトに到着、楽しく運動した後は美味しいご飯♪ということで近くのレストランに入りお昼ご飯を頂く。私が頂いたのは、ブラートヴルストと言った白ソーセージにフライドポテトが付いた郷土料理。ソーセージ美味しい! 心も体も温まって、今日お世話になったご夫婦ともいよいよお別れ。本当に一時だったけど、楽しかったー♪ありがとうございました。テキサスに住まれていると聞いてまた世界に一つ遊びに行ける楽しみが増えた感じ。旅先の出会いはやっぱりいいものだ。 #
by tomoco0226
| 2006-08-13 21:56
2006年 08月 13日
旅行前にちょっとでも帰国準備をしようと思っていたけど、全く、、やっぱり引越しというものは直前にならないとなかなか腰があがらないものですね。先日帰国売りに出したフライパン等を買いに来て下さった方に、「もうすぐなのに、結構まだまだ物がありますよね」と言われた時には、「その通り!!」と言ってしまいたくなるくらい今後も普通に生活出来るくらいに物が揃っている。 帰国準備は旅行から帰ってきてから頑張ろうと言い聞かせ、12日からスイス・ドイツへ旅行に行ってきました♪ パリからスイスのバーゼル駅まで行き、電車を乗り換えインターラーケンへ。そして登山鉄道に乗ってコトコト10分ほど目的地のグリンデルワルトへ到着です。近隣各国の列車がスイス国内を走っていて、私はフランスのTGV、ドイツのICEを使った。 バーゼル-インターラーケン間は電車の中からもスイスの美しさが楽しめる。スイスの旧市街が世界遺産となっているベルン等を通り、トゥール湖を通って到着。丁度お日様も出てきて、湖はものすごーく綺麗!!スイスに出迎えられているねーと思ったのも束の間、登山鉄道に乗ったくらいから空に怪しい雲が、雨もパラパラ、、まあ、山の天気は変わり易いからしょうがない。それでも登山列車から見える景色は、ハイジの世界です♪ この黄色列車がどんどん山を登っていく。ちょっと楽しいねえ!!とワクワクしながら着いた先のグリンデルワルト、目の前には巨大な山々が!すごい!!そしてまたすごいのが、久しぶりにこんなに日本語を聞いたと思うほど日本人観光客が多い。日本の観光局まである。 この日はお天気も大して良くなかったので明日晴れることを期待しつつ、ユースホステルへ重いリュックを置き、町へ散策に出かける。散策と言っても20分もあったら端から端まで行けてしまうところ。小腹も空いてきたので途中でレストランに入り夕食を頂く。一人旅で寂しいのってやっぱり食事、だけど今回は一人でもご飯は美味しく頂こうというのが一つの楽しみ。 スイスはフランスと同様にチーズが美味しいのでチーズたっぷりのラザニアを注文する。ラザニアと言っても牛挽き肉ではなく、みじん切りにされた野菜が沢山中に挟まれているものでとってもヘルシー♪そこに伸びる伸びるスイスのチーズ♪美味しかった!! 悪天候だった為、ユースに戻ると一緒のお部屋に泊まっている人たちも数人帰ってきていたので、目の前に見える大きな山を眺めながら皆でお話をする。皆色んな国を回ってきた後のスイスだったので面白かったな♪私のフランス語なまりの英語にも付き合ってくれてありがとう(笑)。ロンドンに長く滞在している日本人の方も少し遅い時間に戻ってこられたので、話を聞くと、ここグルンデルワルトが気に入ってしまって延泊延泊、、いつ帰ろうかなという感じだそう♪期待高まる!それにしても、この旅、韓国語で何度も話しかけられて(笑)私って韓国人ぽい!?そして今はどこも日本人旅行者並みに韓国人がいるのをすごく感じた。 明日は早起きしてバスに乗って山へ、念願のハイキング!!おやすみなさい! #
by tomoco0226
| 2006-08-13 15:57
2006年 08月 10日
とうとう最終日がやって来た。 朝から何人かが「今日で最後だね」って言って泣いているふりをしてくれる♪ 今日は15時過ぎから雑誌の撮影がやってくるということで、朝からルーチンワークに加え、その横で撮影準備が始まった。最終日というこを頭に入れてくれたのかな、シェフの作るチョコレートの準備を任せてくれ、Merci beaucouop!! 紅茶とフランボワーズのガナッシュを作り丸いショコラの中に入れる。棒をさした後は、ショコラの表面に赤く着色したショコラプラスティックを小さな口金で薔薇の花びらのように絞っていく。(注!この絞りはシェフです(笑)) 15時を過ぎると厨房全体が使われ、シェフ、スーシェフ達以外は皆外の渡り廊下へ移動した。今日の撮影は長くかかりそうなのに加え、仕事も少ないので必要な人以外は帰宅してOKということに。「ともこが最終日なのに、ピュッターン!」と冗談交えて言ってくれ、皆でメール交換をして「情報交換しようね!」「またね!!」。今日は何だか楽しいお別れ、この秋に日本に来る子もいるし来年3月に日本に来ると言っている人もいるし、またすぐに会える気がする。そんなことしていたら中からスーシェフに「静かにね」、、と2度も怒られてしまった。 撮影が終わり、持ってきたシャンパンを残っている人と乾杯して一人一人にお礼を言う。3番手シェフは仕事に厳しくてたまに「何だとー?」と心の中で思うこともあったけど、少し経つと「もっともだな」と思うこともあってすごく感謝している。スーシェフにも共通して感謝しているのは、外人である私に対しても同じ扱いをしてくれたことが何よりも嬉しかった。失敗した時も怒ってどうしてそうしてしまったの?って、その時は何とも苦しいけど少し時間が経てばもう2度としないという気持ちになれる。そんな思っていたことを口にしてありがとうと言ったら、、やっぱり涙が出てきてしまいました。隣にいた仲良しのサブリナも「泣けてくるー」って。 そんなサブリナが今日は思い出作りに当ホテルのバーへ一杯飲みに行こうよ!と数日前に誘ってくれた。サロン・ド・テを通って右手に暗く灯された照明の中、何とも大人なバーがあある。ここのバーはカウンターのスタイリッシュな雰囲気と同時に、ソファではゆったりとした葉巻が似合いそうな雰囲気が味わえる。既に居るお客様はみーんなお金持ちオーラが溢れている。 席に通されメニューを渡される。予想通りカクテル1杯20-25ユーロ。日本円にしたら1杯3000円のカクテル!飲んだことない(笑)。「最初の一杯はどうなされますか?」ということで、それぞれ注文を。おしゃべりに花が咲いて1杯目からいい気分でいると、近くにいた小父様が近寄ってきて「君達はとってもかわいいね。ちょっとそれだけ言いたくて」と席に戻られた。こういうことはフランスだとよくあることだけど、頑張ってお洒落してきた甲斐があったかなあ♪ 1杯でゆっくり楽しんだ後、シャンゼリゼ通りに出て飲みなおそうとして、 「お会計をお願いします」と伝えると、、 「もう1杯飲まれないとお会計はお出ししませんよ。」 「???」 と思っていると、何とサービスでミニカクテルが!!「わー!嬉しい」オレンジがベースのカクテル、小さい頃飲んだ薬の味がした。でもどうやらフランスもこの味は同じらしい。 「写真ばかり撮っていないで飲んで下さいね。早く飲まないと次が出てきますよ。」 「???」 と、またまたカクテル!! 次は炎が出ているところにストローで一気に飲み干すというスタイル。この飲み方、初体験、そしてお客さんを喜ばすとっておきのカクテルだった!!バーテンにとったら、どう見ても頑張って来た若い女の子だったので珍しかったのでしょう!!ものすごい楽しくてもう3杯目にはほろ酔い気分、自分が働いていたホテルなだけに、心から楽しませてくれるサービスにすごく感動も覚えた。 ※従業員ということは最後に明かしました。 余計に楽しくなってシャンゼリゼに移り飲み直し、完全に酔っ払い。楽しい最終日だったな♪ 誘ってくれたサブリナありがとう☆彼女とは自然に仲良くなって仕事以外でもよく遊んでもらいました。21歳だけどしっかりしていてオードリーヘップバーンに似ている!きっとまたフランスで再会できるでしょう♪ #
by tomoco0226
| 2006-08-10 13:46
2006年 08月 08日
早いもので、私のフランスでのスタージュ生活が終わろうとしている。 慣れていない頃はあと4ヶ月もあるのかあと思っていたりもしたけど、忙しい6月、7月も過ぎてヴァカンス時期になると一気に仕事量も減って最近は皆で15時頃から大掃除状態の日々、たまにはこんなのもいいかなってのんびりしています。 スタジエ(研修生)やアプロンティ(学校と並行して仕事に来ている見習い。フランスの特徴的な教育制度)の間では、仕事の隙を見計らって洗物をするというのが基本、気にしてはいるのだけど、気づかぬ内に溜まりに溜まってしまう。社員の誰かが「すぐに洗い物!!」って言う一言で動くことが1日に数度あるのが普通だけど、、この時期ばかりは皆で取り合い!!(笑)「自分がやるからいいよ」なんて親切心じゃなく仕事が欲しいだけだー♪ 私が「仕事見つけちゃったー!」と言うと、「何だって!?仕事見つけたって!!?ピュッターン(直訳すると「クソッ」)」(笑)ネタになっている。 社員さんはヴァカンスを交互に取っていくのでもう既にお別れした人もチラホラ。「日本に帰ったら連絡してね!」と言ってくれたり、最初は性格の強さに付いていけないと思った子ともすっかり仲良くなり逆に親切にされちゃったり、人って面白いなあと思う。 研修を7月末までにすれば良かったと思っていたのだけど、8月に入ってこのちょっとの期間、逆に皆が穏やかにしているのもあって話せる機会も多いし結果オーライ。 とは言っても、だんだんと帰国日が近付いてきているので、EDF(ガス)やフランステレコムに連絡をして手続きを聞き始めています。荷物はまだまだ何も手をつけていない。ただ、帰国売りを始めました♪パリに来た時に私が沢山利用した帰国売り、きっとすぐ私が売る側になるんだろうなあとは思っていたものの、本当に早かった。そして実際自分の順番になると、本当に帰国するのだろうか?という思いが強くて事務的に作業している感じ。いや、でも連絡を頂くと自分のものを買ってくれるんだと思ってやっぱり嬉しいものです。何だかんだで直前まで終わらなさそうだけど、何とかなるのが引越し☆ #
by tomoco0226
| 2006-08-08 13:41
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アバウト
フランス菓子を学ぶ為、某銀行退社後渡仏。パリのパティスリー2軒、パリ郊外ショコラティエでの研修を経て、現在はパリ市内のホテルで研修中。気ままなパリ生活をお届けします。 by tomoco0226 カレンダー
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